アニメファンなら誰もが知る、津田健次郎さん。彼の特徴的な渋い低音ボイスは、まさに「イケボ(イケメンボイス)」の代名詞として、多くのファンを魅了しています。さらに、俳優やナレーターとしても幅広いジャンルで活躍し、52歳という年齢にもかかわらず、その魅力は衰えることを知らず、ついには自身の写真集まで発売されるほどの人気を誇っています。
今回は、津田健次郎さんがどのようにして声優業界や俳優業界で成功を収め、その魅力がどこにあるのか、そしてその背後にある彼の努力や人柄について詳しく解説していきます。
津田健次郎は「イケボ」で、ファンの間で注目されている
津田健次郎さんの低く魅力的な声は「イケボ(イケてるボイス)」として広く知られています。この特徴から、多くのCMやナレーションにも起用されています。
津田健次郎さんは、❞ツダケン❞の愛称で親しまれています。
現在50代で、声優では存在感のある低音ボイスの「イケボ」人気
俳優では渋さが際立つ「イケオジ」と言われています。
津田健次郎の若い頃は、声優ではなく役者志望だった
津田健次郎さんは中学生の頃から映画が好きだったことで、当初は映画監督を目指していたようです。
映画監督を目指すのに具体的に何をしたらいいかわからずに大学進学を決め、明治大学文学部文学科演劇学科に進学しました。
大学在学中に、演じるという事にも興味を持ち、舞台役者として活躍するために養成所を受験し、役者人生をスタートさせました。
20代は全く仕事がなく、バイトしながらの極貧生活で苦労されたようです。
24歳で声優のオーディションを受け見事合格。
1995年テレビアニメ『H2』の野田敦役で声優デビューしました。
優しさがある癒し感と存在感ある低音ボイスで声優業界でたちまち人気になっていったようです。
映画監督志望から役者を経て声優に行きついたのですね。もともと声優希望だったのかと思いましたがそうではないんですね。
しかし、この経験が今の津田健次郎さんを作り上げたのですね。
津田健次郎さんの代表作として有名なキャラを紹介すると
「遊戯王」の海馬瀬人
現役高校生でありながら、大企業「海馬コーポレーション」の社長を務めるほどのエリートで文武両道、天才的なゲームプレイヤーで、ライバル・遊戯に執着するカリスマデュエリストである。
海馬瀬人の特徴
- 俺様系の圧倒的カリスマ
- 「ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン」への異常な愛
- 名言「貧弱貧弱ゥ!」が印象的です
津田健次郎さんはこの作品で「遊戯王」というカードバトルで、戦闘シーンがあるアニメなので海馬瀬人が全力で叫ぶシーンが多く、「めちゃめちゃ鍛えられました」と語っています。
「呪術廻戦」の七海建人
クールで知的な一級呪術師。五条の後輩で一度社会人経験を経て呪術界へと戻ってきた異色の経歴の持ち主で、冷静・端的な性格がさりげない優しい心で虎杖を成長させます。 「時間外労働を嫌うサラリーマン的思考」が話題に
七海建人の特徴
- 頼れる先輩ポジション
- 冷静だけど情に厚い
- 使う技「十劃呪法(とおかくじゅほう)」がかっこいい
津田健次郎さんが、七海建人を演じる上で心がけていることを「七海建人役・津田健次郎インタビュー」で語っています。 インタビュー PR提供:バンダイ
ただ淡々としゃべると何もなくなってしまうので、七海の中に流れるものをほんの少しでも出していければなあ、と思っています。クールなのですが、心はとても温かく、熱い気持ちを持っている人です。しかし内面をすべて外にさらけ出す人ではないので、淡々とした部分と、内側からにじみ出てくる感情のバランス感を常に意識しています。
津田健次郎さんの外見と七海建人は似てるので雰囲気と言い声の感じから適任ですね。
「ゴールデンカムイ」の尾形百之助
冷酷で計算高い天才スナイパー。独特な狂気を持つキャラで、津田健次郎さんの低音ボイスがピッタリ!
尾形百之助の特徴
- どこか掴みどころのないミステリアスな性格
- 狙撃の腕は超一流
- 目的のためなら手段を選ばない
津田健次郎さんは、尾形百之助というキャラクターの印象を次のように語っています。
尾形は「冷徹で非常にクールな印象」であり、「感情が表に出てこない」と感じたそうです。
「彼の中ではたくさんの感情が動いていると思いますが、それが目に見える形で伝わってこないんです」とも語っています。
尾形のミステリアスな性格について、「最初から本音と嘘の違いを見抜くのがとても難しい。そのミステリアスさが、尾形を魅力的な存在にしていると思います」と述べています。
さらに、尾形のキャラクター性と冷静さがスナイパーとしての適性と合致している点も「面白い」と感じており、「かと思えば、ややすっとぼけたところもありますし、いろいろと興味深い人物ですよね」と評価しています。 TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式サイト
津田さんのこれらのコメントから、尾形百之助を非常に複雑で興味深いキャラクターとして捉えていることがわかります。
津田健次郎は俳優でもブレイク
津田健次郎さんが一気に注目を浴びたのは
NHK連続テレビ小説『エール』(2020年)への出演です。
NHK朝ドラ『エール』で一気にお茶の間へ
『エール』では、新聞記者・藤堂清晴役として出演。
低音のナレーションだけでなく、実際のドラマ内での演技にも注目が集まり、SNS上では「声優さんとは思えない自然な演技!」「津田健次郎って誰?イケメンすぎる」と話題沸騰しました。
顔出し俳優としての魅力が再評価
それまで「声だけで勝負する人」というイメージが強かった声優業界において、津田さんはそのルックス・佇まい・演技力すべてが評価される存在になりました。
- スタイリッシュで知的な雰囲気
- 独特のセクシーさと渋さ
- ミステリアスな雰囲気を纏った演技
これらが俳優としての津田健次郎さんの魅力を引き上げ、俳優ファン層を急速に拡大させました。
近年の出演作【ドラマ・映画】
・『最愛』(TBS)
刑事役として出演。表情ひとつで空気を変える演技が好評。
・『パリピ孔明』(フジテレビ)
諸葛孔明役として、コスプレ+本格演技で新たな境地へ。
・『拾われた男』(ディズニープラス)
津田さんの「リアル本人」として出演し、ユーモアもこなす幅広さを披露しています。
俳優として成功できた理由
津田健次郎さんが声優だけでなく俳優としても成功したのには、いくつかの理由があります。
1. 演劇の基礎がしっかりある
- 大学在学中に演劇を学び、舞台俳優としてキャリアを積んでいた過去があります。
2. 声の表現力=表情の表現力
- 声優として磨かれた「声による感情表現」は、俳優としての目線・動作・空気感の作り方にも通じるものがありました。
3. 年齢を重ねた“味”がある
- 若手俳優とは違い、「経験から滲み出る魅力」が画面を通して伝わるのが津田さんの強みです。
津田健次郎=唯一無二の“二刀流”アーティスト
津田健次郎さんは俳優・声優の垣根を越えて、ナレーター・映画監督・CM・YouTubeまで活躍の場を広げています。
- YouTubeではまったりとした料理動画やトークも公開
- 自身が監督した短編映画『Documentary of “Voice”』も話題になっています。
どこにいても“津田健次郎らしさ”を発揮し続けるその姿は、まさに**表現者の鑑(かがみ)**と言えるでしょうね。
これからも津田健次郎から目が離せない!
津田健次郎さんは「声優」という枠を超え、俳優としても確かな地位を築いた唯一無二の存在です。
低音ボイスで魅せる声の演技と、画面を支配する存在感。
これからもますます多方面で活躍が期待される津田健次郎さんから、目が離せませんね!
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