ドラマ、『コード・ブルー』はフライトドクターを目指し、救急医療センターで研修制度を受ける若手医師たちの奮闘を描いた医療ドラマの傑作で2008年に放送され、2010年にシーズン2,2017年にシーズン3とフジテレビを代表する作品です。
このドラマの中で戸田恵梨香さんが演じる緋山美帆子のストーリを追ってみました。
コードブルー 緋山先生 脱線事故
コードブルーシーズン1の新春スペシャル(2009)で、列車脱線事故現場で、緋山先生は列車の上から転落し、心臓破裂をしたのエピソードは、衝撃的なシーンの1つでした。
なぜ、転落したのか?
列車の脱線事故が起こり、ドクターヘリが要請され当時フェローだった緋山先生たちは現場に向かいました。
多数の乗客を乗せた電車の脱線事故で、トンネル事故同様に現場は戦場と化していました。
他のフェロー達と共に緋山先生も救助に当たり、そこで救助中に2次災害に巻き込まれてしまったのです。
横転した列車の上を歩いての救助活動中に、電車の車両が突然揺れ、緋山先生がうつ伏せに転落し、意識を失ってしまうのです。
緋山先生は、車両からの転落による胸部打撲で心タンポナーデを起こしていた。
心タンポナーデは、胸部打撲が原因で、心のう液が大量に貯留し、心臓の動きを抑制する状態です。
そんな緋山先生の状態に誰も気ずくことなく救助活動は続き、救助が終わって帰ろうとしたときに緋山先生がいないことに気づきます。
そんな中、黒田先生(柳葉敏郎)が心肺停止状態の緋山先生を見つけ蘇生処置を行っていました。
藍沢先生(山下智久)たちと合流し、心のう穿刺によって心拍が再開したところで翔北に搬送し、緊急手術を受けると言う流れでした。
心停止していたのになぜ緋山先生は回復出来たのか?
心肺停止になってからどのくらいの時間が経過したのかがカギを握るという。
心肺停止の状態が、長く続くと脳にも影響を与え、心臓が動いても意識が戻らないこともあるようです。
心肺停止状態を、長く続かせないためには、第一発見者が心臓マッサージ(胸骨圧迫)をしたかどうかで、生存率がアップするという。
心臓マッサージ(胸骨圧迫)の目的は、止まった心臓を外から繰り返し圧迫することで、心臓のポンプ機能を代替えすることになるという。
こうすることで、脳への血流がかろうじて保たれることになる。
黒田先生は、緋山先生を見つけた時に心臓マッサージを左腕1本で懸命に行ったことで緋山先生は、意識を取り戻すことが出来たのですね。
黒田先生は、左腕一本で心臓マッサージを行った姿は、かっこいいです。
心臓マッサージを行うのは、動かない心臓の代わりに全身の臓器に血液を送り込み、臓器が酸素不足で動かなくなるのを防ぐ効果があるんですね。
心停止後、2分以内に行うと回復率があがり、10分以上たつと絶望的とのことでした。
緋山先生は手術後回復したが、
事故に遭い、心臓手術を受けた緋山先生は、シーズン2で後遺症の「不整脈」に苦しみます。
頻回に水を飲んだり、時々、辛そうに胸を押さえうずくまる様子を白石先生(新垣結衣)が気づき、手術を受けるように勧めるが、緋山先生は渋っていた。
しかし、手術を嫌がる患者に手術を勧めた緋山先生は自分も心臓カテーテルの手術を受けることにしたのです。
医者も人間で、患者と向き合っている時は、強くなれるが実際に自分の事となると不安やいろいろな心配事などで弱気になるんですね。
心臓のカテーテル手術について調べてみると
カテーテルアブレーションと言って細い管(カテーテル)を心臓に入れて、異常な電気信号の部分を焼却(または冷凍)する方法なのだそうです。
特に心房細動や発作性上室頻脈などに有効で、高い成功率で薬を使わなくても良くなるという事でした。
医学の進歩は、進んでいるのですね。
医療関係のドラマなどで知らなかったことを身近に感じられるのはドラマの醍醐味ですね。
コードブルー 緋山先生 の訴訟
コードブルー3rdの第6話で、脳死判定の患者を前にして緋山先生は、母親の気持ちに寄り添いとった行為が裏目に出てしまい、訴訟問題まで展開してしまいます。
ストーリーは
バイクにはねられ運び込まれた翼くんは、脳死と判断されます。
緋山先生は、母親に息子さんが脳死であることを伝えなければなりません。
翼くんは薬で心臓を動かしているけれど、数時間でその効果もなくなるという状態です。
しかし、母親は息子の脳死状態を受け入れられません。
<どの親でもそうでしょうが、希望を捨てきれず、治療を続けることを望みまよね。>
息子の状態は時間と共に変わらず、母親は息子を抱きしめたいと言います。
情に厚い緋山先生は、独断で呼吸器をはずし、母親に息子を抱かせてあげました。
この行為を息子の叔父が、「翼を殺した」と医療過誤として弁護士に訴えられました。
何故なら、母親とは信頼関係が気づけていたと思っていたので、同意書を取らずに呼吸器を外してしまったからです。
同意書をなぜとらなかったのか?
<ここにも感動的な事情がありました>
「DNRオーダー(延命拒否への同意書サイン)」は、翼くんを死なせるっていう書類なんです。
これは、家族を死なせることに同意する書類である。
緋山先生は、母親はすでに意思表示をしていたのにそんな書類にサインさせろっていうんですか? と
翼くんを救えなかった。せめて残された家族の悲しみに寄り添いたかった。
<よかれた思ってやったことがこんな事態になるなんて、切ないですよね>
その後、緋山先生の気持ちが通じたのか、訴訟は取り下げられて裁判にはならなかった。
しかし、1ヶ月の謹慎処分を受けることになります。
このことは、緋山先生にとっては精神的なショックとなり、患者に寄り添っていた緋山先生は、患者と接することを恐怖に思うようになってしまいます。
さらに緋山先生は、事故の怪我での入院、手術、謹慎などでフェローの卒業過程をクリアーできず、仲間たちと一緒に卒業することが出来ませんでした。
緋山先生のフェロー時代のエピソードは、苦く、辛い経験でした。この経験により緋山先生は大きく成長できたのですね。
今後の緋山先生の活躍に期待しましょう。
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